海に眠る資源
1960年代後半にはいって、いくつかの会社が深海の採鉱を行う際に必要なことがらを具体的に検討し始めました。
彼らがまず直面したのは、圧倒的な技術不足の問題でした。
大量の団塊を、何マイルもある海床から運び上げられるような、採鉱システムを開発しなければならないだけでなく、海中か陸上かのどちらかで、その大量の鉱物から価値あるものだけを選り分ける技術が必要となったのです。
しかし、深海の採鉱にはいくつか長所もありました。
たとえば、鉱床を覆う表土を取りのぞく必要がないこと。
それから、爆薬や掘削、建設工事の要らないこと。
しかし、彼らは、採鉱しようとしている団塊は、深海用の潜水艦が数隻やっとたどり着けるようになったばかりの深さにあることを、本気で考えてはいなかったのです。